重さに強い家
用途に合わせた家づくりができる、鉄筋コンクリートの家パルコンの耐荷重設計
耐荷重性能が高いから雪国でも実力を発揮、屋上利用も屋上緑化も存分に楽しめます。
コンクリート住宅パルコン(Palcon) 鉄筋コンクリートVS軽量気泡コンクリート耐荷重比較実験
個別に床荷重を設計した計画が可能、将来を見越した家づくりも実現できます。
床積載荷重は、建築基準法等において用途ごとに定められています。例えば、住宅の居室は180kg/m2(1,800N/m2)、教室は230kg/m2(2,300N/m2)、一般事務室や店舗の売場は290kg/m2(2,900N/m2)、IT事務室は500kg/m2(5,000N/m2)。住宅の場合、ほとんどが基準ギリギリで設計されるため、将来の用途変更に対応できないという問題が生じます。鉄筋コンクリートの家パルコンなら、将来オフィスやスタジオに変えたいといったご要望に対して、それに応じた床積載荷重で計画※することが可能です。
- ※プランニングの際に、将来的な用途変更も含めて、居室及び屋上・ベランダに対する床積載荷重に関わる条件を設定しておく必要があります。
- ※【N(ニュートン)・kN(キロニュートン)】国際単位系(SI)における力を表す単位。1Nは1Kgの質量の物体に1m/s2の加速度を生じさせる力であり、約0.1kgに相当し、1kNはその1,000倍となります。
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▼建築物の基準積載荷重
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▼モノの重量例
積雪高さ5m超相当の重量にも耐え、危険な雪下ろしも軽減できます。
非常に危険な屋根の雪下ろし。そのままにして雪の重みに耐えられなくなれば、家が崩壊してしまう危険があります。雪の重さにどれだけ耐えられるかは、屋根や屋上の強度に左右されます。例えば雪が1m※1降り積もった時の重量は、1m2あたり約300kg(3,000N)※2であり、屋上面積を60m2とした場合の総重量は18t(180kN)にもなります。この重量は、何と約1.2t(12kN)の乗用車15台分に相当します。鉄筋コンクリートの家パルコンのコンクリートパネルの屋根は、右記の実験では、1m2あたり1.6t(16kN)※3にも耐えられることが分かりました。これは高さ5m超の積雪と同等です。
- ※1.設計上の基準積雪量は、地域ごとに定められています。
- ※2.一般地における積雪1mは、1m2あたり約200kg(2,000N)となります。
- ※3.当実験結果(右記のように実施)は屋根パネルが持ちこたえられる限界重量を確認したものであり、屋根パネルのたわみ量は考慮していません。
- ▼屋根パネルの強度実験(一般地域用の標準厚さ15cmを使用)
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金属板10枚1.86t(18.6kN)を敷いた上に、セメント袋1段20個を7段積み重ね、総重量5.3t(53kN)、1.6t/m2(16kN/m2)に耐えられました。
重さに強いから様々な屋上利用が可能、家庭菜園やバーベキューも楽しめます。
庭の確保が難しい都市部においては、屋上の活用をお勧めします。
屋上緑化のために厚さ20cmの軽量土壌を敷けば、160kg/m2(1,600N/m2)※1、建築基準法で定められた住宅の居室の床積載荷重180kg/m2(1,800N/m2)に対して、これ以上何かを設置することはほぼ不可能になってしまいます。しかし、パルコンなら、床積載荷重の設定をこれに合わせるだけで、容易に設計変更ができます。芝生を敷き詰めたり、低木を植えたり、空中菜園やバーベキューガーデン、水を張って池をつくることも、思い思いのレイアウトで様々な屋上庭園※2を楽しむことが可能です。
- ※1.厚さ20cmの自然土壌は、前出のグラフ(当ページ2つめのグラフ)「モノの重量例」に記載の通り320kg/m2(3,200N/m2)であり、軽量土壌の2倍相当となります。
- ※2.「60年安心サポートプログラム」を利用される場合は、屋根面の防水に対する点検と、必要なメンテナンスを実施できることが条件となります。
- ▼展示場における屋上庭園の提案
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屋上庭園全般を「パルスカイガーデン」と称し、ビオトープとすれば「パルビオガーデン(グッドデザイン賞を受賞)」とネーミングしています。