動物病院(埼玉県さいたま市 O邸)
病院スタッフと家族、それぞれのアプローチを分離して安全性と独立性を高めています。

O様邸は、1階に動物病院、2階、3階、屋上を住居スペースとするプラン。どの方位から見ても美しい外観デザインが求められる、3方向を駐車場や道路に囲まれた敷地条件でした。
パルコンの特長でもある打放しとブルーのスクラッチタイルの組み合わせに加え、住居部分のバルコニーの目隠しを兼ねた人工木製のルーバーを配することで、病院部分のファサードを柔らかく優しいデザインに仕上げることができました。
お客様の声
計画前のご要望
住宅展示場を訪ねた際の、営業の方や設計の方の誠意のある説明に感動したのが始まりでした。車での来院が多いため駐車場確保は絶対条件でした。また院内でのスタッフ及び動物同士の動線が重ならないことと、換気には気を付けていただきました。
完成後のご感想
来院された方からは「明るく、広くなった」と好評を得ています。自宅部分は広い空間が欲しかったので、部屋と部屋との区切りをあまりつけませんでしたが、各部屋や廊下などの温度差があまりなく過ごしやすいと思います。また、四角い建物ながら各階にベランダをつけ、美しい外観に仕上げていただき、とても感謝しております。
設計者の視点
病院、住居部分ともに今回一番力を注いだのは、動線についてです。2方向道路の有効性を利用して、病院利用者とスタッフ、住居のご家族のアプローチを分離。 さらに駐車場部分も自転車と自動車を分離することができました。
病院内部は受付と処置室を中心に据え、診察室等を配置しています。また、時間外の来院にもスムースに対応できるようにスタッフルームは待合室に隣接させています。